錯乱 現代的解釈


僕は哀しそうに空を見上げている彼女に声をかけた
「空を仰いで涙がこぼれないないようにするのは仕方ないけど
涙を誤魔化す為の雨を待つなんて無意味なことさ」
きみは自分を裏切った男が戻ってくるのを待っていると言うけど
愛した男の裏切りと帰りを待つ哀しみに
この空模様は余りに切ないだろうね
「悲しみにくれていないで 気分を晴らしなよ!
悲しんでいたって切りが無いさ」
僕は独りで憂んでいた彼女を好きになってしまった

僕は初めて 彼女の笑顔に出会った
どうやら 男が戻ってきたらしい
それを聞いた瞬間 僕は彼女の笑顔に嫉妬した
でも僕は笑って彼女への想いをそっと沈めた
彼女と逢えても
僕はもうこれ以上 彼女を深く想わないことに決めた
でも言葉とは裏腹に
「僕の家に来ない?」と誘う
断られると思ったけど 彼女は小さく頷いた
それは僕への優しさからかなの?それとも・・・

僕は自分が解らなくなっている
さっき彼女に捕らわれないと 決めたばかりなのに
幻惑され欲望を抑え切れない
今すぐに彼女の服を剥ぎ取って自分のものにしてしまいたい
彼女を抱くことで誰が傷つこうと知るもんか
今僕が服を脱げば欲にまみれた身体が 彼女に襲いかかるだろう
さっき笑い飛ばしたはずの君に僕は狂ってしまっている

ふと我に返ると横には裸の彼女
彼女を想わないと決めたのに 彼女を抱いた鏡に映る僕は一体誰なんだ?
                                     ありがとね♪