ベーシックインカム02 | ぷりゅすの休日
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ベーシックインカム02



ベーシックインカムっていうのは大量失業っていう危機的局面に対する

対策としては合理的なものだと思います

〔これしかない〕とは思わないけれど〔これも一つの選択肢〕として

吟味する価値はあります

ただ 大きな問題があります

それは〔国に扶養される存在〕というものがもたらすモラハルハザードです

日本でも生活保護受給者は〔福祉のフリーライダー〕だっていう激しい

バッシングがあるこれが なかなかまらないのは

〔公費で扶養されることに慣れて労働する意欲を失った人間〕

っていうのもが確かに存在するからだね

日本の生活保護の不正受給は金額レベルで0.4% 制度上は誤差の範囲に

等しい数値にすぎませんが それにもかかわらず生活保護受給者に対する

攻撃が止まらないのは

〔公費で扶養されることに慣れて労働する意欲を失った人間〕っていうのもに

対する恐怖と嫌悪がそれだけ深いからだと思います

そして 誠に悩ましい事に この恐怖と嫌悪には先例がある事なんです


ビートルズとアンダークラス


イギリス国民は戦後45年の選挙で世界大戦を勝利に導いた保守党のチャーチルを退け

労働党のアトリーに政権を委ねました

そして〔ゆりかごから墓場まで〕と呼ばれた高福祉時代が始まります

この高福祉制度のよって それまでワーキングクラスの子どもたちにとって

無縁だった映画・演劇・音楽・美術・服飾・メディアといった業種への進出

可能になった

ブレディーミカサコさんの〔子供達の階級闘争〕によれば ビートルズを頂点とする

60年代のイギリスの文化的百花繚乱は 高福祉制度によって 労働者階級の子供達が

それまでアクセスできなかった文化領域への進出が可能になったことの

歴史的成果だそうです

これはイギリスの福祉制度の〔サニーサイド〕です

でも 同じ制度は〔ダークサイド〕も生み出した それが〔アンダークラス〕です

イギリスには伝統的にミドルクラスとワーキングクラスっていう階級がある

しかし高福祉制度とサッチャリズムはその下にアンダークラスっていう

〔カースト外〕を作り出してしまった


つづく