1 僕は西洋はもっと成熟したとこだと思っていた | ぷりゅすの休日

1 僕は西洋はもっと成熟したとこだと思っていた



グローバリズムの崩壊の危機


グローバリズムっていうのは 簡単に言うと

国を超えて地球全体を一共同体としてとらえる考え方 なんだ

アメリカファーストじゃないけれど

フランスを含めたヨーロッパ全体じゃ すでに

アンチグローバリズムの流れがあります

イギリスには前からスコットランド独立の動きがあるし

ウェールズも独立を志向している

ベルギーは人口1100万人超の小国にもかかわらず

地域・言語で6つの連邦構成主体に分けられていて

地域対立があります

イタリアでは豊かなアイタリアが貧しいイタリアのために

税金を払うのは嫌だって言い出して

南北対立が深刻化している

つまり 国民国家が国民をもう適切に代表することが

できなくなってきている


お騒がせの大統領の国アメリカでも同様のことが起きている

ジョージア州フルトン郡に富裕層ばかりが住む

サンディ・スプリングスって言う街があって

そこの住民たちが自分たちの払う税金が貧困層の福祉に

使われるのは納得できないって言い出しして

群から独立することを住民投票で決めてしまったんだ

市職員を減らし その代わりに警察と消防を充実させたら

税金は安くなり 治安は良くなり 市民たちは大喜びです

でも 富裕層が独立して居なくなったのでフルトン郡の

税収は一気に減りました

その結果 学校 病院 図書館などが閉鎖され 街灯が消され

治安は悪くなり 地価は下がって 住民たちは生活に

困窮するように成りました

でも 米国内じゃ サンディ・スプリングスのケースを

なんて良い考えだ!って支持する人が多いんです

自分たちが払った税金は自分たちのために使われるべきで

貧乏人がタダ乗りすることを許さない

っていうロジックで いま30幾つかの市が独立を計画中です

そういえば これ書いてる時も スペイン カタルーニャ州 の独立宣言

何ていうニュースも飛び込んできた

大きな共同体が 利害や特性を共用する 小さな同質性の高い集団に別れる

公共っていう概念が空洞化して市民が私利私欲あからさまに追求している

何とかファーストっていうのは 資源を無計画にばらまくことじゃなくて

例えば 予算なんかを均等に分配するんじゃなくて

実績とか現状なんかから判断して 

効果的に割り当てられる量を決めることだ

今ね 国家主義的な言説が広まっているのは

実は国家が崩れかけているからだと思うよ

国の為っていって 政府が私権私益の抑制を求めてくるのは

人々が国って言う公共を信じなくなったからです

本来なら公共の場に差し出して 皆で共同管理するすべき資源を

自分の懐に抱え込んで占有しようとするようになった

つまり公共に対する信頼が失われたから

でも その原因をつくったのは 公人たちです

政治家や官僚たちが公共のためよりも私利私欲や

私的オデオロギーの実現に夢中になっているせいで

公共への信用供与を国民が控えるようになってきた


つづく