北朝鮮って言うリスクを軽減する方法 後 | ぷりゅすの休日
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北朝鮮って言うリスクを軽減する方法 後



一番懸念することは金王朝が瓦解がかいした後に

無秩序状態が発生することです

難民が隣国にどっと流れ込む

もちろん日本にも場合によっては数十万単位で漂着するでしょう

それについての備えが今の政府にどれだけあるのか

僕は知りません

でも 与党政治家たちの排他主義的な発言を徴するかぎり

難民問題について真剣に考えているようには見えません

でも リスクは難民問題だけではありません

もっと暴力的なリスクがります

北には大量の兵器があり 麻薬があり 偽ドル紙幣がある

国家事業としてのダーティービジネスを展開してきたんだから

これは世界中のどこでも高値で通用する商品です

中央政府がコントロールを失ったら 当然様々な国内勢力が

この巨大利権の奪い合いを始める

近代兵器で武装した軍閥が北朝鮮国内各地に割拠して

中国・ロシア・アメリカをバックにした代理戦争を始めるというのが

最悪のシナリオです


もう一つのリスクは ソ連崩壊後のロシア・マフィアのように

北朝鮮のダーティービジネスを担当していたテクノクラートたちが

そのノウハウを携えて 海外で商売を始めることです

北朝鮮のダーティービジネス担当者はこれまでも世界各国の諜報機関や

裏社会とのつながりを持ってきました

今まで国営ビジネスでしたけれど 王朝が滅びてしまうと

これが私企業になる 兵器や麻薬や偽札作りやスパイナーや拷問の専門家

などが職を求めて半島を出て世界各地で新たな反社会勢力を形成することになる

北朝鮮が瓦解がかいした場合の最初の問題は難民です

でも 難民は寝る所を共有し 飯が食えれば取り敢えず落ち着かせることが出来る

怖いのは軍人です

朝鮮人民軍は現役が200万人 予備軍が1000万人居ます

兵器が使える人間 人殺しを訓練してきた人間がそれだけ居る

っていうことです

イラクでは サダム・フセインに忠誠を誓った共和国防衛隊の軍人たちは

アメリカが排除したために 彼らはその後ISに入って

その主力を形成しました

協和国防衛隊は7万人

朝鮮人民軍は1200万人 その中には数万の特殊部隊員が含まれます

テロと謀略の専門家を野放しにした場合の治安リスクの大きさは

比較に成りません

職を失った軍人たちをどう処遇するのか

彼らが絶望的成って 反社会勢力やテロリスト集団を形成しないように

関係諸国はどういう就労支援を整備したらいいのか!

それじゃもう日本一国でどうこうできる話ではありません

ですから ルビアやイラクがそうでしたけれど

どんなろくでもない独裁者でも 国内を統治できているだけで

無秩序よりはまだましって考えるべきなのだと思います

今のところ国際社会もそういう考えのようです

取り敢えずは南北が一国二制度へじりじりと向かってゆくプロセスを

こまめに支援するっていうのが[北朝鮮というリスク]を

軽減するさしあったての一番現実的なではないかと思います



出典 GQジャパン 内田樹の凱風時事問答館37回